アマゾンを販売側で使う場合、あらゆる人は「売りたい」と考えているはずです。
しかしながら、人を相手にしている以上、商品が売れないということもありえます。
自分が誠心誠意仕入れた商品であっても、なぜか売れないということも多いのです。
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ここでは、そのような「商品が売れない」という状況になったときのことについてまとめていきましょう。
商品が売れない！ その理由は？
商品が売れない、という状況はありえない状況ではありません。
むしろ、アマゾンに存在するすべての商品の割合からすれば、売れない可能性のほうが高いのです。
とはいえ、しっかりと商品を分析してせどりを行っている場合、商品が全く売れないということはなかなかありません。
つまり、商品が売れないという状況に陥ってしまうということは、そこに何らかの理由があるはずなのです。
では、商品が売れない理由は一体どこにあるのでしょうか。
具体的に、商品が売れない理由は大別すると3つ存在します。
それは、「評価」「価格」「時期」の3つです。
以下では、それぞれの理由について具体的に紹介していきます。
商品が売れない理由1.:評価
アマゾンでは、あらゆる商品に対してレビューをすることが可能です。
そして、消費者の多くがレビューを参考にして商品を購入します。
そのレビューが悪くなってしまうと、商品が売れないという事態に繋がってしまうのです。
特に扱っている業者の少ない、隙間産業的な商品ですと、1人のお客様がつけたレビューで大きく評価が低下してしまうことがありえます。
商品が売れない理由2: 価格
単純な話、価格が高すぎれば消費者は購入を控えます。
相場1000円の商品を2000円で売っていては、誰も買おうとしないでしょう。
アマゾンでは特にそれが顕著です。
アマゾンには「ショッピングカート」というシステムがあり、消費者が商品ページを見たとき、デフォルトで購入対象になっているシステムのことをいいます。
このショッピングカートをいかに効率よく獲得するのかが、アマゾンで商品を売るための攻略法です。
しかしながら、価格が高いと、ショッピングカートを獲得することができなくなります。
もちろん、わざわざ安く買えるのに、高いカスタマーから購入しようと思う人もいません。
つまり、価格が高いと、カートの獲得と消費者心理の2つの面から商品が売れないことになるのです。
商品が売れない理由3: 時期
物販ビジネスには、売れない時期とよく売れる時期があることが知られています。
それは、いわゆるトレンド商品に限らず存在しているものです。
簡単な話、「消費者にお金がたくさんある」時期は商品がよく売れますし、「お金がない」時期には同じ商品でも全く売れません。
具体的には、ボーナスの入る夏・冬の時期は商品がたくさん売れて、ボーナス前の時期の季節の変わり目などは商品があまり売れません。
また、月間で考えても、給料日に設定されがちな月末付近は商品がよく売れ、その少し前は商品があまり売れません。
このように、商品全体で見ても、売れやすい時期と売れづらい時期が存在しています。
もし今現在の時期が「売れない時期」に該当している場合は、そこまで売れないことを気にする必要はありません。
少し時間が経てば、商品が売れるようになるからです。
売れない理由を分析！ 対策はどうする？
アマゾンで商品が売れなくなる理由は、大きく分析すると上述した3つです。
そして、これら3つの原因の内、2つに繋がってくるのは、「ショッピングカートを獲得できていない」ということになります。
商品自体の評価が悪いのは仕方のないことなので、その商品は安くするか、利益を取るのを諦めるしかありません。
次回仕入れるときの勉強代金として受け止めるしかありません。
仕入れの段階で、評判の悪い商品は仕入れないようにするのが最もベストな対策です。
もしストアの評価が悪いという場合は、消費者の声にしっかりと耳を傾けてください。
ストアの評価が悪いのは、商品の問題ではなく、発送が遅かったり、商品の検品がよくなかったりする場合のみです。
もし自分の中で何か思い当たる節がある場合は、今後の取引で改善していきましょう。
もし思い当たる節がないのにも関わらず低評価をつけられるという場合は、アマゾン側でその評価を削除してもらえる可能性があります。
カスタマーサポートに事情を説明し、その評価が不当なことを訴えましょう。
訴えが適切なものであれば、悪い評価を削除してもらえるはずです。
もし不良品が出たせいで悪い評価をされてしまったという場合は、商品を返品してもらい、新品と変えるなどの対応をし、レビューを変えてもらえるよう、交渉してみましょう。
価格が高すぎるせいで商品が売れないという場合は、価格を下げるのが最も直接的な対策です。
ただし、商品の仕入れ値がある以上、あまり下げすぎると利益が大きく減ってしまいます。
ただし、FBAを利用している場合、在庫を残しすぎるとプラスになるどころか保管料でマイナスになってしまう可能性もあるので、保管量がかかってしまう前に値段を下げるのも考慮しましょう。
ただし、商品の中には値段に波があり、少し待てば再び値上がりするものもあります。
そのあたりは、商品を仕入れる前に分析しておいてください。
もし売れない原因が「時期」である場合は、待つのも手です。
前述したように、あらゆる商品には売れづらい「時期」が存在します。
特に、大衆にお金のない時期は、どうしても商品が売れなくなってしまうのです。
よって、じっくり腰を据えて待つのも重要な手段のひとつといえます。
売れないことに焦らない！ 心の持ち方を解説
商品が売れないと、どうしても焦ってしまうと思います。
仕入れの支払いもあるでしょうし、専業の方であれば、売れないときの問題はより深刻になるはずです。
ただ、売れないからといってただ安直に値段を下げてしまうと、利益が大幅に減り、継続して稼ぐことができなくなってしまいます。
よって、売れないときに必要なのは、焦らず、売れない原因を推察し、その対処法を実行することなのです。
以下では、売れなかったときにやるべきことをそれぞれ解説していきます。
まずは時期を確認する
その商品が、今、売れない時期に来ている可能性を考えましょう。
大きなお金な流れの他にも、商品特有の流動性は必ず存在します。
例えば、洋服であれば時期によっては全く売れませんし、娯楽品は新しいものが常にたくさん売れるからです。
そのため、自分の取り扱っている商品が、「売れない時期ではないか」という点を考えましょう。
もし売れない時期であるのなら、焦らず、売れる時期に来るまで待ってください。
ライバルの値付けや数をリサーチする
アマゾンでは、ほとんどの商品が複数のカスタマーによって販売されています。
よって、同じ商品を販売しているカスタマーが、どの程度の価格で商品を販売しているのかをリサーチしましょう。
もし、周囲よりも自分が高い価格で販売している場合は、値下げが必要になります。
また、出品者が多すぎるという場合は、周囲よりも値段を下げ、一気に売ってしまうというのもひとつの手です。
商品の評価を確認する
特に新商品の場合は、色々な場所での評価を確認してみましょう。
あまりにも売れない場合は、不良品であったり、期待にそぐわないようなものだった場合が多くあります。
そのときは、やはり値段を落として販売するしかありません。
以上の点を確認し、それでも売れない原因がわからないときは、単に売れるまで時間がかかるだけです。
焦らず、じっくり待てば、回転率が低い商品でなければいずれ売れます。
原因もわからないのに、安直に値段を下げないように気を付けましょう。
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