「副業をする」と決めたのなら、まず初めにすべきことはなんでしょうか。
何をやるのかあは人によって異なると思いますが、全ての人が共通してやるべきことはひとつです。
それは、「副業について知っておくべきこと」です。
そこでここでは、副業という制度、そしておすすめの副業についても触れていきましょう。
副業をやる前に考えておくべきこと-「何のために?」「何を?」
副業をやる前に考えておくことは2つです。
それは、「何のために副業をするのか」ということと、「何をするのか」ということです。
まず、「何のために副業を始めるのか」ということから考えましょう。
漠然と「お金を稼ぎたい」という目的だけで副業をすると、どうしてもモチベーションの維持が難しくなります。
たとえば「もっと良い暮らしをしたい」「親孝行をしたい」という生活上の目標でもいいですし、「家が欲しい」「車が欲しい」といった具体的な目標でも構いません。
とにかく、まずは「何のためにお金を稼ぐのか」という目標を明確にしてください。
この目標が、万が一副業が失敗してしまったときの蜘蛛の糸になります。
つらいときにもその目標を思い出すことで、次に頑張るモチベーションに繋がるのです。
目標を定めたら、次に決めるべきなのは「何をするのか」です。
現代社会において、副業は無数に存在します。
本格的な起業なども含めれば、その数は星の数ほどあるといっても過言ではありません。
とはいえ、ほとんどの方はなるべく低リスクで、それなりのリターンが取れる副業を探していると思います。
また、会社にもなるべく知られず、それでいて時間もあまりかからないものが理想でしょう。
こうした条件を満たす副業は、以下の通りです。
- せどり
- アフィリエイト
- webライター
- 宅配ドライバー
- スキルを活かした副業
それぞれの副業について、簡単に解説します。
せどり
せどりとは、小売店などから商品を仕入れ、Amazonやメルカリなどのインターネットで販売するビジネスのことです。
多少の初期投資は必要ですが、知識さえあればノンスキルで稼ぐことができるのが魅力です。
また、かかる時間に関しても工夫次第でどんどん短くなっていき、稼ごうと思えば月商数百万も夢ではありません。
額が大きくなる将来性と手軽さを兼ね備えた副業だといえるでしょう。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、自分のホームページやブログに広告を貼り付け、それのクリック数などで収入を得る副業です。
広義で言えば、昨今で注目を集めているYoutuberなどもアフィリエイトのひとつといえます。
最も一般的な形はブログに広告を貼り付ける形です。
成功すれば全く働かずにお金が手に入るので、将来性という面で身えば魅力的な副業です。
ただし、実際にお金になるまでの道は思いのほか険しく、ノウハウ通りに実践しても、必ずしも利益が出るわけではありません。
さらに、実際に利益が出るようになるまでには時間がかかります。
よって、今すぐお金が欲しい人ではなく、数年後にお金になっていればいいという人におすすめの副業といえるでしょう。
宅配ドライバー
「Uber Eats」や「出前館」といった宅配ドライバーは、手軽な副業として注目されています。
特にバイクを持っている方にとっては非常にわかりやすい副業です。
その上昨今の事情からテイクアウトや宅配の需要が増えており、高い需要のある副業といえるでしょう。
ただしひとつひとつの利益は非常に安価で、しかも都会に住んでいなければそうそう注文を受けることができません。
また、将来性という面でも昇給があまり期待できないのも問題です。
よって、宅配ドライバーはどちらかというと、今すぐお金が欲しい方、ほんの少しの小遣いがあればいい方におすすめの副業といえるでしょう。
webライター
クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスが発達したおかげで、webを通じて仕事をする機会が増えています。
中でもwebライターは、未経験からでも着実にスキルを積むことができ、それでいて稼ぎやすい副業といえるでしょう。
ただし、webライターは稼ぐのにそれなりの時間がかかります。
特に一般的な副業のレベルまで稼ごうと思うと、ライタースキルを磨いたり、自分を売り込んだり、考えることは意外と多くあります。
稼げる金額は努力と学びの量に比例するので、ある程度自由な時間が取れる方におすすめの副業です。
スキルを活かした副業
イラスト作成、プログラミング、小説の執筆、音楽制作など、自分のスキルを活かした副業ができる場がインターネット上には整っています。
たとえば、「スキマ」や「ココナラ」などで自分のスキルを売ったり、自分のサイトを立ち上げてみたりなど、スキルをお金にする場所は無数に存在します。
とはいえ、収入はスキルの練度に依存するので、全ての人が同等に稼げるわけではありません。
全くの素人からお金が稼げるレベルまで成長するのも難しいので、この副業はすでにスキルがある人向けのものといえるでしょう。
何をするのか決めたら将来の展望を決めよう
「何のために」「何をするのか」を決めたら、次はその副業の展望を考えましょう。
たとえば、その副業を一生「副業」のままにしておくのか、それとも規模を大きくしていっていずれ本業とするのか、などのずっと先のことです。
この「展望」とは、最初に決めた「目標」とは異なり、より順序だった道筋のことをいいます。
一例として、せどりを副業として定めるのなら、「Amazonでせどりをし、純利益50万円を目指し、そこから自動化に踏み切って不労所得化する」というような、具体的な道筋です。
このように将来の展望を考えておくことによって、より明確に自分が進むべき道がわかりやすくなります。
そして、そのステップを踏むために今の自分に足りないものを見つけ、努力の方向を定めましょう。
たとえ「副業」だったとしても、しっかりとした研究と努力なくして稼ぐことができません。
そのためには、事前に目標と展望を考えておくことが重要なのです。
それに伴って、会社とのかかわり方も考えておきましょう。
なぜなら、所属している企業によっては副業に条件があったり、そもそも副業を禁止している場合もあるからです。
副業をバレないようにするのは不可能ではありません。
しかし、職場の理解を得てから副業をするのと職場の理解を得ずに副業をするのとでは、精神的な負荷も違います。
なるべく職場の理解を得られるよう、副業の扱いについては事前に調べておきましょう。
副業について考えることは今からでもできる
副業を始めるためには、まずは考えるところから始めましょう。
具体的に考えるべきことをまとめると、以下の通りです。
- 「なぜ」お金を稼ぐのか-目標
- 「何を」してお金を稼ぐのか-方法
- 「どうやって」お金にするのか-展望
これら3つを意識しなければ、副業を成功させることができません。
なぜなら、これらの内ひとつでもが漠然としてしまうと、途中でモチベーションがなくなったり、不意の事態に対応できなくなってしまうからです。
これら3点を具体的に意識するのが難しいという方は、せどりを例にとってみるのがおすすめしています。
なぜなら、せどりいはノウハウがわかりやすく、それでいて順序だてて物事を考えやすいからです。
また、雇用関係を作らないので、自分ひとりで判断を下すことができます。
そのため、副業をはじめることを考えたら、まずはせどりをすることを前提にして考えてみるといいでしょう。