郵便関連にはたびたび変革が起こっていますが、今回も同じように変革が起きました。
それが、新型の郵便ポストの設置です。
このおかげで、前までは投稿できなかったものが投稿できるようになりました。
ただ、設置場所も限られているので、利用したい場合は設置場所を知っておかなければなりません。
そこでここでは、郵便ポストの設置場所をはじめ、新型郵便ポストについてまとめていきましょう。
新型郵便ポスト! 何が変わったの?
新型郵便ポストの変更点はたった1つです。
それは、投函できるサイズが大きくなった、という点です。
具体的には、差し入れ口のサイズが大きくなりました。
通常の郵便ポストが厚さ3cmまでのものしか投函できなかったのに対し、新型の郵便ポストは7cmの商品まで入れられるようになったのです。
この変化は非常に大きいもので、おかげでいろいろな荷物を郵便ポストに入れられるようになりました。
郵便受けのサイズが大きくなると、トレイから手を入れて荷物を引き抜こうとする人が出てこないか、心配になる方もいるかもしれません。
しかし、以下の画像を見ればわかるように、差し出し口は透明なカバーに覆われており、手を差し込めないようになっているので大丈夫です。
引用: 郵便局ホームページ
画像を見ればわかるように、新型のポストといってもそうそう派手な変化を遂げるわけではありません。
7cmの商品を入れられるよう、通常のポストの横に受け入れ口がくっついたものが設置されるわけです。
また、郵便ポストの役割も全く変化することはありません。
いつもは郵便局に行かなければ配達してもらえなかったものが、7cm以下であればポストに入れて入れられるようになるだけです。
ただ、この若干の変化が、メルカリの利用者には非常に大きな変化をもたらします。
というのも、日本郵便を介してメルカリの利用者が何かを安く送るためには、商品の厚さをダンボールなどに入れて、なんとか3cm以内に抑える必要があったからです。
カードやゲームソフト、CDなどといった商品を送るときはなんの問題もなかったのですが、かさばりがちな服や本を送るときは、この縛りは大きな障壁でした。
今回の変更により、この障壁をかなり薄くすることができたのです。
なぜなら、このポストの設置と同時に、郵便局は「ゆうパケットプラス」を導入したからです。
ゆうパケットプラスとは、「ゆうゆうメルカリ便」=メルカリで商品を送る際に使うことができるサービスで使える配送の選択肢です。
これは長さ24cm、幅17cm、厚さ7cm以下・2kg以下の商品を専用の箱に入れることで使えるサービスのことをいいます。
つまり、この箱を新型ポストにそのまま投函することで、今までは郵便局で送らなければならなかった厚さ3cmよりも厚い商品を、非常に簡単に送ることができるようになったのです。
以下で、この「ゆうパケットプラス」についてまとめていきましょう。
「ゆうパケットプラス」について
今回の新型郵便ポストの追加と密接にかかわっているのが「ゆうパケットプラス」の導入です。
これはメルカリでの利用でしか使えない代わり、少し厚めの商品をかなり安く送ることができるようになるサービスです。
具体的な価格は送料が375円となります。
ただ、ゆうパケットプラスを使うためには専用の箱を65円で購入する必要があるので、実質的に合計440円の送料です。
この440円という送料は、ほかの送り方と比較すると非常に安価です。
たとえば、同じくメルカリのみで使える「らくらくメルカリ便」は、厚さ5cmまでしか送れない上に430円かかります。
7cmの厚さを送ろうとすると、「ゆうパック」であれば700円、A4サイズの限定であれば520円の価格がかかるのです。
具体的に、厚さ7cmのものをメルカリで送ろうとしたときの送料は以下になります。
サービス名 | 料金 | そのほかの条件 | 業者 |
定形外郵便 | 200円~1350円 | 3辺合計90cm以内、重さ次第 | 郵便局 |
レターパックプラス | 520円 | 34×24.8、A4の専用封筒に入ること | 郵便局 |
ゆうパケットプラス | 440円 | 2kg以内 専用BOXに入れること | 郵便局 |
宅急便 | 700円~1600円 | サイズごと | ヤマト便 |
宅急便コンパクト | 450円 | 専用ボックス※厚さ5cm以内 | ヤマト便 |
この表を見ればわかるように、7cmのものを送る際に「ゆうパケットプラス」は非常に安い部類となっています。
似たようなサービスである「宅急便コンパクト」と比較してもその安さは非常に魅力的です。
しかも、宅急便コンパクトは5cmまでしか入れることができません。
一方、ゆうパケットプラスは7cmまでの商品を入れることができ、その上価格も非常に安いのでおすすめです。
そう考えると、メルカリで何かを送るのなら、ゆうパケットプラスを使うのがベストなのです。
一方、ほかの厚さではこれが異なります。
以下の表は、3センチの商品を送る場合と5センチの商品を送る場合についてまとめていきましょう。
3センチの商品を送る場合
サービス名 | 料金 | そのほかの条件 | 担当業者 |
ネコポス | 175円 | 23~31.2×11.5~22.8 cm 1kg以内 | ヤマト |
ゆうパケット | 200円 | 3辺の合計が60cm以内 1kg以内 | 郵便局 |
クリックポスト | 198円 | 14~34×9~25cm以内 1kg以内 | 郵便局 |
レターパックライト | 370円 | 34×24.8cm以内 4kg以内 | 郵便局 |
3cm超、5cm以内の商品を送る場合
サービス名 | 料金 | そのほかの条件 | 担当業者 |
レターパックプラス | 520円 | 34×24.8cm 4kg以内 | 郵便局 |
宅急便コンパクト | 450円 | 20×25cm以内 | ヤマト |
以上がメルカリで商品を送る場合の送り方とかかる料金です。
選択肢が多すぎるせいで困惑する方も多いと思うので、以下に簡単なまとめを記載します。
厚さ3cm以下のもの→条件を満たせるのなら「ネコポス」が最低価格
厚さ3cm以上5cm以下のもの→250gより軽い場合は「定形外郵便」が最低価格、2kg以内であれば「ゆうパケットプラス」が最低価格
厚さ7cm以下、5cm以上のもの→「ゆうパケットプラス」が最低価格。ただし重さが2kgを超える場合はレターパックプラス、もしくは宅急便の利用が必須
なお、郵便局が担当業者の場合は、該当する専用の箱を購入した後、ポストに投函することで郵便局を介さずに送付することができます。
今回の新型郵便ポストは、こうしたニーズに沿った施策といえるでしょう。
ポストの設置場所とこれから!
現在発表されている、もしくは設置予定となっている地域は以下の通りです。
最初の設置では、基本的に郵便局の近くに設置されます。
具体的には以下の郵便局です。
- 川口郵便局(埼玉県)
- さいたま中央郵便局(埼玉県)
- 船橋東郵便局(千葉県)
- 品川郵便局(東京都)
- 世田谷郵便局(東京都)
- 深川郵便局(東京都)
- 高津郵便局(神奈川県)
- 中原郵便局(神奈川県)
- 横浜金沢郵便局(神奈川県)
- 浜松西郵便局(静岡県)
- 名古屋西郵便局(愛知県)
- 岡崎郵便局(愛知県)
- 吹田郵便局(大阪府)
- 淀川郵便局(大阪府)
- 尼崎北郵便局(兵庫県)
設置される郵便局を見ると、基本的には関東付近、大都市を中心にして設置されていることがわかります。
これは大都市でメルカリの利用が特に多いからでしょう。
つまり、今後もメルカリの利用が多い大都市圏を中心に設置されていくと思います。
ただ、思ったよりも郵便ポストの利用が少ない場合は新たな設置場所はないかもしれません。
もし新しく設置される場合は事前に告知があると思うので、郵便局のプレリリースを適宜チェックするといいでしょう。