いうまでもなく、せどりは継続していくビジネスです。
同じことをやり続けて、継続的に利益を出すことを目的としています。
しかし、仕入れを続けていると、どこを回ってどこを回っていないのか、わからなくなってしまいがちです。
そこでおすすめなのが、「仕入れルートの構築」です。
ここでは、そんな仕入れルートについて詳しくまとめていきましょう。
仕入れルートってなに?なぜ決めるのか
仕入れルートの構築とは、端的に言えば「複数の店舗を回る順番と店舗にかける時間を決めること」です。
店舗せどりでは、いくつかの店舗を回り続けて利益を出すのがポイントになります。
ただ、複数の店舗を回ろうとすると、段々と時間的な効率が悪いことに気がつくはずです。
そこで重要になるのが、仕入れルートを構築することです。
仕入れルートを構築すると、効率的に店舗を回ることができるようになり、時間効率がよくなります。
具体的な例を出して説明します。
仕入れルートを決めず、適当に店舗を回っていると、全ての店舗にかける時間が同じくらいになります。
それはつまり、たくさん利益商品が取れる店舗も、ほとんど利益商品の取れない店舗にも、同じ時間をかけるということです。
そうなると、たくさん利益商品の取れる店舗では本来取れる利益が取れなくなってしまいますし、利益商品の取りづらい店舗では無駄に時間を消費してしまいます。
そうならないために重要なのが、仕入れルートの構築です。
仕入れルートでは、回る順番を決めるだけではなく、どの店にどの程度滞在するのかも決めます。
そのため、利益商品の多い店舗は長く、利益商品が少ない店舗は短く滞在することで、骨折り損のくたびれ儲けとなってしまう時間を短くすることができるのです。
そうなれば、結果的に時給換算したときの利益も大きくなります。
時給換算が増えていけば、自然と取れる利益も増えてくるので、事業を拡大するのも楽になるのです。
また、デジタルな数字を持って目標を立てることができるという点も、仕入れルートを作る理由のひとつといえます。
どの店舗で何円の利益を取ることを目標にしているのか、そのためにどれくらい時間をかけるのかを考えることで、効率的にせどり事業を拡大することが可能です。
というのも、事業を拡大するときは目標を立て、未達成だった場合はどこが悪いのかを検討することが重要だからです。
仕入れる店舗が悪い場合は店舗を変えるべきですし、時間効率が悪いのであればより多くの店舗を回るようにすべきです。
仕入れルートの構築は、このようにせどり事業自体を拡大させるきっかけ作りにもなります。
つまり、これからせどりを続けていくつもりであるのなら、仕入れルートはぜひ作っておくべきなのです。
まとめると、仕入れルートを構築するのにはそれ相応のメリットがあるからです。
具体的なメリットは以下の通りです。
- 店舗を回るのが効率的になる
- デジタルな炊事での目標が立てやすくなる
- スケジュールを調整しやすくなる
- 1-3の結果、せどり事業を拡大しやすくなる
仕入れルートの作り方! アプリを用意しましょう
かつては仕入れルートを構築するためにリアルのマップを開いて、ひとつずつ丸をつけていく必要がありました。
しかし、今は仕入れルートを作成するのに便利なアプリがあるので、そちらを利用しましょう。
具体的に使うアプリは2つで、「ロケスマ」と「Googleマップ」です。
どちらも無料でインストールできるアプリなので、必ずインストールしておきましょう。
インストールし終わったら、「ロケスマ」を起動して仕入れのできる店舗が密集している場所を探しましょう。
なるべく近所の方が便利ですが、車があるのなら多少遠くでも問題ありません。
なぜ密集している地域を探すのかといいますと、仕入れにおいて移動する時間はそのまま時給を減らすものにしかならないからです。
そこで、少しでも移動時間を減らすため、店舗が密集している地域を選ぶのです。
店舗が密集している地域を見つけたら、次は「Googleマップ」を起動しましょう。
Googleマップで「マイプレイス」という機能を起動してください。
この機能は、自分オリジナルのマップと経路を作成することのできる機能です。
これを使うことで、いつでも自分専用の仕入れマップにアクセスすることができます。
利用法は簡単です。
Googleマップを開いてメニューを開いたら、「マイプレイス」にアクセスしましょう。
すると、「地図で作成」という欄が出るのでこれをクリックし、「無題のレイヤ」を「仕入れ(地域名)」で登録してください。
次に検索ボックスにロケスマで検索した店舗の店を入れていきましょう。
「地図に追加」をクリックすると、その店舗の場所が地図上にマークされます。
これを、周りたい店舗の数だけ繰り返しましょう。
その後は、自分で回る最短ルートを作成して登録します。
無事に登録できたら、早速Googleマップを使ってせどりへ行きましょう。
仕入れたあとは、再度仕入れマップを開いて、訪れた店舗のメモ欄に以下の情報を登録してください。
- 最後に訪れた月日
- どの程度利益が取れたか
- 狙い目のセールがあるかどうか(ある場合はその情報を記載)
- より多くの利益が取れたコーナーはどこか
こうした情報をその都度更新しておくと、次に見返したとき、より効率的に仕入れをすることができます。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、こうした細かい作業が最終的に効率化に繋がるので、必ずやっておきましょう。
仕入れルートを辿っていくうち、登録した店舗以外にも仕入れのできそうな店舗を見つけた場合はぜひそちらも登録してください。
こうすることで、仕入れルートと同時に店舗リストも作成することができるのです。
仕入れルート構築は必ずやっておくこと。重要な準備です
ここまで読んで頂いた方ならわかると思いますが、仕入れルートの作成は非常に重要な準備です。
仕入れルートを作成せずに店舗せどりをはじめてしまうと、様々なデメリットがあります。
まず、「どの商品をどこで買ったのか」の記憶が曖昧になってしまい、再度仕入れることができなくなってしまいます。
仕入れ店舗の少ない内はそういったことはないと思いますが、仕入れ店舗が多くなればなるほど、これは必ず起きることです。
なぜなら、人間の記憶力には限界があるからです。
特に、副業でせどりをする方はせどりに使える記憶容量が少ないので、必ずどこかで記憶違いが起きます。
そこで仕入れリストを作成することで、この記憶違いを未然に防ぐことができるのです。
さらに、店舗の特徴も把握できて、リサーチにかかる時間も大きく減らすことができます。
また、仕入れルートを作成しないでいると、どこかで非効率な道の回り方をしてしまいます。
特に普段通らない道は、事前に道を調べておかないと、無駄に時間がかかってしまったり、店舗のある場所がわからずに迷ってしまいます。
しかし、仕入れルートを作成しておけば事前に地図を参照するので、そうした事態が起きなくなるのです。
さらにメモ書きも残せるので、万が一初回は迷ってしまっても、店舗の行き方をメモ書きで記載しておけば、2回目以降は迷わずに店に辿り着けます。
このように、仕入れルートの構築は、せどりに関わる作業全てを効率化してくれます。
せどりは効率が命です。
効率的にせどりができないのであれば、わざわざせどりをせずにアルバイトなどをした方がマシだからです。
よって、少し時間がかかってでも、初回にせどりに行く前に必ず仕入れルートの構築を行っておきましょう。