店舗せどりをする際、いくつか重要な要素が存在します。
これらを意識するのとしないのとでは、店舗せどりの効率が全く違ってきます。
そこでここでは、店舗せどりをする際に意識すべきポイントと、絶対にチェックしておきたいポイントについて詳しくまとめていきましょう。
店舗せどりにおいて意識すべき鉄則三か条とは?
店舗せどりにおいて意識すべき点は大きくわけて3つ、それは以下の通りです。
- 仕入れができる商品は思っているよりも多い
- 「動線」を意識する
- 商品知識をつける
それぞれの点についてまとめていきましょう。
仕入れができる商品は意外と多い
仕入れの対象になる商品は、一般の方が思っている以上に多いものです。
店舗で販売されている商品のほとんどは、仕入れの対象にすることができます。
例外もありますが、 JANコード(バーコード)のついている商品は、ほぼ全てが仕入れの対象になるのです。
例えば、ホームセンターで販売されているサングラス、三角コーン、殺虫剤なども仕入れの対象にできます。
実際、サングラスや三角コーンはアマゾンの売れ筋ランキングに載ることも多く、それだけ売れているのがわかるはずです。
多くの方は自分の中で「仕入れの対象にできそうなもの」と「仕入れの対象にできなさそうなもの」の線引きをしてしまっており、そのせいで仕入れ商品の幅が狭くなってしまっています。
結果、なかなか利益の取れる商品を見つけることができず、思うように事業を拡大することができないという、負の循環に陥ってしまっている方も少なくありません。
そこで意識したいのが、「バーコードのついている商品の多くは、そのほとんどが仕入れ対象にできる」ということです。
あらゆる商品は需要があるために商品化しているということを意識して、安そうな商品は先入観を捨てて一度リサーチしてみてください。
自分では思ってもみなかった商品に利益が出たりします。
店舗へ行ったときは、「無意識に除外している商品」も含めて、しっかりと店を見て回りましょう。
動線を意識する
動線とは、「お客さんが移動する経路」を想定することです。
お客さんが入り口に入ってからメインの売り場へ行くのにどのような道筋を辿るのかを想定することで、商品の置き方を工夫できます。
たとえば、客寄せの対象となりうる安いメイン商品は店舗の奥の方に置いておき、在庫処分品などはそこに行くまでの道に置いておくのは、商品の置き方の基本です。
こうした動線に注目することによって、自分の目的とする商品を効率よく探すことができるのです。
また、店舗側の動線をたどっていくことによって、店舗の商品を全て見るのも楽になります。
動線を外れて商品をリサーチすると、どこの商品を見てどこの商品を見ていないのかがわからなくなってしまうので、全てをリサーチする際は動線を意識しましょう。
商品知識をつける
商品知識をつけることは、せどりを効率的にする上で非常に重要です。
身に着けるべき商品知識は2つあります。
ひとつめの知識は、その商品がどのような商品なのかを把握する知識です。
たとえば、多くの方がせどりの対象としている「任天堂Switch」は、色や型番によって価格が異なります。
これを知らないと、間違った相場で仕入れてしまい、大きな損をしてしまうことになるでしょう。
逆に、商品についての知識さえ覚えておけば間違った商品を仕入れることもありませんし、どこの棚に目的の商品が眠っているのかも把握できます。
もう一点重要なのが、「商品の相場観」です。
相場観とは、その商品が高いのか安いのかを瞬間的に判断できることを表しています。
具体的に説明します。
コンビニで普通の梅おにぎりが1000円で売られていたとすると、どうでしょうか。
大抵の人は、「高い」と感じるはずです。
では逆に、おにぎりが10円で売られていたとするとどうでしょうか。
これも、ほとんどの方にあ「安い」という判断を下すはずです。
このように、とある商品について安いのか高いのかをすぐに判断することのできることを「相場観を持っている」といいます。
商品が安いのか高いのかはKeepaのグラフを見れば判断できますが、自分の中で相場観を育てることにより、瞬間的に高いか安いかをすぐに判断することができるので、仕入れを効率的にすることができるのです。
相場観を育てるためには、とにかく多くの商品を見てKeepaのグラフを見るしかありません。
ぜひ育てましょう。
店舗せどりで仕入れをする際には「成長」することを意識しましょう
店舗せどりで仕入れる際、必ず意識したいのが「成長する」ことです。
特に、上にあげた三か条に関しては「成長する」ということを意識しましょう。
まず、「幅広い商品を仕入れる」ことに関して成長してください。
ほとんどの方は、先入観で仕入れられるものと仕入れられないものをわけています。
それは、「商品として見れない」ものが多いからです。
しかし、バーコードのついているものは全て仕入れの対象として見ることを覚えると、段々と商品として見れるものが増えていきます。
これが「成長していく」ということです。
動線を見る、商品知識と相場観をつけるという面においても同様です。
段々と成長していくことによって、少しずつ仕入れていくものが増えていきますし、動線を見ていくこともできるようになります。
そして、成長するためにはそれぞれの点でやれることをやっていかなければなりません。
動線を見ようとしなければ見ることができませんし、知識をつけようとしなければ知識を覚えることはありません。
成長のために、「商品を見る」「動線を見る」「知識と相場観をつける」ことを意識しましょう。
店舗せどりを事業として成長させていくために重要なこと
店舗せどりを遊びとしてやる人はほとんどいないはずです。
店舗せどりをする方は、「お金を得る」ということを最終的な目標として定めていると思います。
しかし、漠然と「お金を得る」ことだけを目的にしていると、途中でモチベーションがなくなってしまったり、やるべきことを見失ってしまったりします。
そのため、重要なのは「お金を得てどうするのか」を意識することです。
というのも、最終的な目標を設定しておくと、モチベーションの維持と今やるべきことの整理がやりやあすくなるからです。
設定する目標はなんでも構いません。
家族で旅行をする、親孝行をする、家や車などを買う、ローンを完済するなど、具体的な目標を立ててください。
そして、そうした具体的な目標を達成するためには、月商いくら必要なのかも計算しましょう。
すると、今自分がやるべきことが見えてくるはずです。
まずはそれをひとつずつやっていきましょう。
これが、まず事業を拡大するのに重要なことです。
次に、壁に当たったときの解決法を意識しましょう。
というのも、事業を拡大するにあたって、どんな人でも壁に当たってしまうからです。
壁をどのように乗り越えるのかをあらかじめ考えておくことで、いざ壁に当たったとき、モチベーションを失わずにすみます。
そのため、よくある壁の解決法を必ず意識しておいてください。
たとえば、利益が出ていないときは、「なぜ利益が出ないのか」を考えます。
利益が出ないのには、どこかに必ず理由があります。
たとえば、「利益の出る商品を仕入れられていない」「高く売れていない」などです。
もし高く売れていないのであれば、それは商品のリサーチ方法、あるいはグラフの読み取り方に問題があります。
このように、あらかじめ考え方を意識しておくことによって、万が一壁にぶつかっても乗り越えることが可能です。