Amazonで商売をする上で、FBA納品は避けては通れません。
FBA納品を避けてしまうと、どうしても利益が出なくなってしまいます。
ただ、FBA納品をするためにはいくつか必要な道具が存在します。
そこでここでは、FBA納品について詳しくまとめていきましょう。
FBA納品に必要な道具の種類
FBA納品作業は、簡単に区別すれば検品→袋詰め→梱包→ラベルの貼り付け→発送が一般的な流れになります。
検品とは、商品の状態を検査することです。
この際、商品が汚れていた場合は簡単に拭いたり、埃を清掃したりします。
また、店舗が独自に貼っているシールやバーコードシールなどが貼られている場合は、そちらも剝がします。
袋詰めとは、商品を袋に詰め込む作業です。
この際、アマゾン側が商品を区別できるよう、専用のバーコードを印刷して、商品のバーコードの上から貼り付けなければなりません。
その後は、段ボールにまとめて商品を入れてラベルを貼り付けます。
この際の段ボールは自分で用意しなければなりませんし、万が一商品が傷ついても自己責任になる可能性が高いので、緩衝材なども必要です。
以上の作業に必要な道具が、FBA納品に必要な道具です。
よって、以下ではFBA納品に必要な道具の種類を以下のように区別して紹介していきましょう。
- 袋詰めの際に使う道具
- 検品のために使う道具
- 梱包に使う道具
- ラベル貼りに使う道具
FBA納品に必要な道具を紹介!
上で述べた作業に使う道具をそれぞれ紹介していきます。
検品のために使う道具
検品作業は、いわば商品のメンテナンス作業です。
せどりといっても接客業に変わりなく、お客さんをいかに満足させるのかが重要な要素となります。
そのため、商品の状態を「自分が購入したとしても納得できる」状態にしておかなければなりません。
そこで使えるアイテムが、以下のような商品です。
- アルコールティッシュなど
- シール剥がし用薬剤
- ピンセット
- 手袋
- 作業台(マット)
まず、商品についている埃や指紋を取り除くためには必ずアルコールティッシュなどが必要です。
除菌ウェットティッシュなど、アルコールが事前にしみこんでいるものを使うといいでしょう。
次に、シール剥がし用の薬剤も用意しておきます。
これは専用のものがダイソー等で販売されているので、購入して使うといいでしょう。
適当に水を使って剥がしたり、無理やり爪を使って剥がしたりすると跡が残ったり商品が傷ついたりしてしまうので、シール剥がしはできる限り使いましょう。
それに関連して、ピンセットもぜひ用意しておくべき道具です。
シール剥がしの際にピンセットがあると役立ちますし、商品のメンテナンスをするときにも役立ちます。
また、商品に触れるときは指紋のつかない手袋を用意しておきましょう。
特にアルコールで吹き上げたあとのプラスチック表面は指紋が目立ちやすいので、必ず手袋をはめるようにしてください。
また、商品に埃がつかないような作業台はなるべく用意しておきましょう。
専用の机があればベストですが、空いているテーブルがない場合はマットなどを購入して床で作業してください。
袋詰めに使う道具
袋詰め作業は、一部の商品に対して行う作業です。
例えば、まとめたゲームソフトや本などは、袋詰めをしなければなりません。
また、一部商品は袋詰めが必須なので、必ず袋詰め作業に使う商品は用意しておきましょう。
具体的に必要な商品は、「OPP袋」と「セロハンテープ」の2つです。
OPP袋は様々なサイズがあるので、自分の使う商品のサイズにあわせたものを購入しておいてください。
セロハンテープは、袋を閉じたりするのによく使います。
特にセット売りをする際によく使うので、セット売りする、しないにかかわらず、家にひとつは常備しておくと便利です。
梱包に使う道具
梱包作業は段ボールに商品を入れて、運んでいる間に傷つかないようにする必要があります。
そのため、以下のような道具が必要です。
- ハサミ
- ガムテープ
- 緩衝材
- 段ボール
- シュリンクフィルム
まず、段ボールに商品を入れるので当然段ボールは必要になります。
段ボールはどんなものでも構いません。
なぜなら、購入者にはアマゾンの段ボールが使われるからです。
そのため、使い古したものでも構わないのですが、最低限壊れないようなものは用意しておきましょう。
大量に段ボールがないという場合は、ネットや近くの店舗などで購入しておいてください。
Amazonでの販売を続ける以上は絶対に使うことになる道具なので、大量に購入しておいても困ることはないはずです。
段ボールに入らないような大型の商品を購入した際は、「シュリンクフィルム」という道具を使って梱包します。
せどりでは大型家電を使うことも少なくないので、絶対に仕入れないという方以外は用意しておくと便利です。
段ボール箱に送る商品を詰めたら、次は緩衝材を入れましょう。
いわゆる「プチプチ」を入れてもいいですし、新聞紙が余っているのなら新聞紙を入れても構いません。
ポイントは、商品同士がぶつかって傷つかないようにすることです。
商品がFBA倉庫に送られるまでは想像以上に揺れるという前提で、しっかりと緩衝材は入れておきましょう。
緩衝材を入れたら、次は段ボールを閉じてください。
そのためにガムテープとハサミを用意しておきましょう。
また、袋詰めの際には養生テープを使うと購入者に喜ばれます。
ラベル貼りに使う道具
ラベル貼り作業は、作業自体は簡単に終わります。
ただ、納品ラベルは自前で印刷しなければならないので、近くにコンビニ等がない場合はプリンターを購入しておくといいでしょう。
また、「ラベルシール」やコピー用紙も用意しておいてください。
特にラベルシートは持っておくとラベル貼り作業が早くなるので、ぜひ購入しておきましょう。
こちらはAmazonFBA用のものが、インターネット上で販売されています。
FBA納品は必要最低限の道具は揃えましょう
ここまで、FBA納品において必要な道具を紹介しました。
プリンターを除けばすべてそれほど高い商品ではありませんが、全てをそろえるのは面倒だと感じる方も多いかもしれません。
ただ、これらの商品はFBA納品を続けていればいずれは必要になる商品ばかりです。
特に効率化が命となるせどりにおいては、FBA納品作業は、少しでもお金を支払ってかける時間を短くしたい作業のひとつといえます。
そのため、最初から少しお金をかけてでも、なるべく上に挙げた商品は購入しておきましょう。
もしどうしてもすべての商品が揃えることが難しい場合は、一度必須商品だけでFBA納品作業をしてみても構いません。
それで問題がありそうであればひとつずつ揃えていけばいいでしょうし、問題がなさそうならば手作業で作業を続けていってもいいでしょう。
ただ、商品の検品に関する道具だけは、安いのもあいまって必ず購入しておくことをおすすめします。
なぜなら、商品の検品作業を疎かにしてしまうと、購入者からクレームをつけられてしまう可能性が高いからです。
それが降り積もってしまうと、最悪の場合、アカウント閉鎖や真贋調査からの閉鎖につながってしまうかもしれません。
そのため、検品作業にだけは道具を惜しまないようにしましょう。
それ以外に関しては、ほとんどが効率化、単純化のための道具なので、極論なくても構いません。
最初から全部揃えることを推奨してはいますが、そのあたりは自分の懐事情と相談しながら揃えていきましょう。