環境問題について、声高に叫ばれることが多い社会となりました。
それだけ各種環境の問題の状況は余談を許さない状態であり、非常に多くの問題を孕んでいるのです。
そうした、環境問題の解決策として提示されているのが「3R活動」と呼ばれるものです。
ここでは、この3R活動についてまとめていきましょう。
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3R、5Rって何？
環境問題において、最も問題視されているのはゴミ問題です。
ゴミが焼却されるときに出される二酸化炭素の量は甚大で、環境に大きな影響を及ぼします。
しかしながら、人間が活動している限り、ゴミは出続けてしまうのです。
その状況を少しでもよくしようとするのが、「3R活動」と呼ばれる活動です。
この活動は「リユース」「リデュース」「リサイクル」にわけられており、それぞれ別々の手段でゴミを減らそうという指針のことをいいます。
これに加えて、「リフューズ」「リペア」も加えて、5R活動と呼ばれることも多いようです。
それぞれの活動について、簡単に説明します。
まず、「リユース（Re use）」は、「再び使用する」ということです。
人のいらなくなったものを引き取ったり、使わなくなったものを他の人にあげたりすることをこう言います。
自分が使わなくなったからといってゴミに出したりせず、まだ使ってくれる人を探す活動のことをこういうのです。
「リデュース（Reduce）」は「減らす」ということを示しています。
5R活動の全てはゴミを減らすことに直結していますが、リデュースとは、もっと直接的にゴミを減らすことです。
例えば、使い捨ての食器を使わないようにしたり、ゴミになるようなものを使わないようにしたり、といった活動のことをいいます。
リデュース活動は基本的に一般人が行うというよりも、作り手側のメーカーが取り組む活動だといえるでしょう。
一般人が心掛けることといえば、すぐに物を捨てない、新しいものに替えない、といったことがリデュース活動に繋がってきます。
「リサイクル（Re cycle)」は、「ゴミを別のものに生まれ変わらせる」活動です。
ゴミをゴミとして焼却して埋め立てず、新しい形に成型し、別のものへと生まれ変わることがリサイクル活動にあたります。
有名なところでは、ペットボトルが新しいペットボトルになったり、アルミ缶やスチール缶が車いすになったりします。
他にも、様々なものが「リサイクル」活動の対象になるでしょう。
「リフューズ（Re fuse）」は、「余計なものを買わない」という活動のことをいいます。
余計なものを購入していると、物が溢れ、それがゴミになってしまいます。
特に食品はその傾向が顕著です。
「買いすぎて捨ててしまう」という経験を持っている人は、よく考えてみましょう。
「リペア―（Re pair)」は、「物を修理する」という意味です。
壊れてしまったものを修理し、それを再び使うことでゴミを減らします。
壊れてしまった商品をゴミとして捨てるのではなく、修理しつつ長く使うことができれば、ゴミとなるものを救うことが可能なのです。
こうした5R活動を通して、ゴミを減らすことで、環境のことを考慮しています。
こうした形でゴミを出さないようにしていれば、いずれはゴミが減っていくのです。
では、こうした活動は、実際はどのような形で現実に関わってくるのでしょうか。
以下では、服や家電を例にとり、5R活動の、特に「リユース」とは何なのか、ということについてまとめていきましょう。
5R活動とリユース活動とは？ 例を出して紹介
上述した説明でも、いまいちわからないという方も多いかもしれません。
そこで、ここでは、5R活動とリユースについて、それぞれ詳しく、衣服と家電を例にあげて紹介していきます。
リデュースの場合
「リデュース」は、衣服や家電の場合、購入するときに考えることができるものです。
服であれば、「長く着ることができるデザインのもの」を選んで購入することがリデュース活動にあたります。
一時の流行に流されて、その時しか着ないような衣服を購入するよりは、丈夫で長く使うことができるものを購入することがリデュース活動にあたるでしょう。
家電も同様に、流行や一時の感情に流されず、「必要なものを買う」ことがリデュース活動になります。
リユースの場合
衣服において「リユース」活動にあたるのは、中古服を購入する場合です。
また、自分では使わない中古の商品を販売するのもリユース活動にあたるでしょう。
家電も同様に、中古家電を誰かにあげたり、あるいは売ったりすることがリユース活動にあたります。
リサイクルの場合
リサイクルは、形を変えて新しい形で活躍させます。
衣服であれば、袖を破ってカーテンにしたり、ぬいぐるみにしたり、当て布にしたりといったものがリサイクル活動にあたるでしょう。
家電においてリサイクル活動を行うのは主に企業です。
廃品回収に出したり、回収キャンペーンに乗ったりすることで、家電をリサイクルすることができます。
実際、政府においても「家電リサイクル法」が施工されており、この法令に則って家電を出せば、リサイクル活動を行うことが可能です。
リフューズの場合
衣服や家電をリフューズするという場合、基本通り、「不要なものを購入しない」ということになります。
例えば、新型の商品にすぐに買い替えたりせず、古いものを大事に使っていくのはリフューズ活動になるでしょう。
特に衣服は、どうしても新作の商品に気を取られがちですが、そこをぐっと我慢し、去年のものをローテーションして着ていくのが、リフューズ活動になるのです。
リペア―の場合
リペア―活動は、その名の通り壊れてしまったものを修理する活動です。
壊れてしまった家電を修理に出したり、壊れてしまった衣服を直して使ったりといった活動がこれにあたります。
昨今では物が溢れているせいか、修理代や修理にかける時間のほうが勿体ないという方も多いかもしれません。
しかし、ゴミを出さないためには古いものを直してまた使うということが大切なのです。
中古品販売はリユース活動の一環！ 環境に寄与しながら販売を
例をあげればわかるように、中古品を買い取って販売するという活動は、リユース活動の一環です。
物が存在していると、使わなくなったものはいずれゴミになってしまいます。
そこを、中古品の買取という形で金銭的価値をつけ、ほしい人に販売することでさらに物の寿命を延ばすことができるのです。
いわば、中古品販売・買い取り業者は、リユース活動を補助しているともいえるでしょう。
そういう意味で、中古品せどりをしている方もリユース活動の一端を担っているといえます。
例えば、店に置いてある中古品は、そのまま放置していればいずれ不良在庫として処理されてしまいます。
フリマアプリにおいても同様のことがいえます。
誰かが購入するのならいいのですが、購入しない場合、結局その人は「いらないもの」として捨ててしまうでしょう。
そうして中古品が捨てられ続けると、多くの人は新商品を買わざるを得なくなります。
結果、大量消費・大量投棄のループが出来上がってしまいます。
つまり、中古品を販売・買い取りする業者は、リユースを行うためには必要不可欠な存在なのです。
中古品せどりをしようとしている方は、そうした役割の一端を担っていることを思い出し、自分も儲けられるように努力していきましょう。
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